翻刻
【右丁】
豌豆(わんつ)
のらまめ《割書:和名|鈔》
ゑんどう
【左丁】
秋月(あき)種(たね)を下(くた)し冬(ふゆ)を経(へ)て春(はる)に至(いた)り蔓(つる)を生(せう)
す葉(は)は紫藤(ふし)に似(に)て円(まる)く粉緑色(ふんりよくしよく)葉(は)の間(あいた)
ことに細(ほそ)き鬚(ひけ)あり春月(はる)花(はな)を開(ひら)く眉豆(ひつ)
《割書:ふし|まめ》の花に似て大也 淡紅紫色(うすこうししよく)莢(さや)は蚕豆(さんつ)
《割書:そら|まめ》に似(に)て瘠(やせ)て稜(かと)あり莢(さや)を連(つらね)て食(くろ)ふ
一種
花(はな)白(しろ)き物(もの)豆(まめ)も白色(はくしよく)なり味(あしはひ)美(よく)上品(しやうひん)なり
一種
西洋(をらんた)より持渡(もちわた)る所(ところ)の物大小白紅黒斑
の数種(すしゆ)あり下種して生(せう)せす故(ゆへ)に苗(なへ)
は見得(みゑ)す大なる物は集解(しつかい)に出胡(こちより)【注】
《振り仮名:地_一|いつるもの》大(おほいさ)《振り仮名:如_二杏仁_一|けうにんのことし》といふ是(これ)なり
【五種類(五色)の図の各右に記載有】
西洋(をらんた)の物(もの)
同
同
同
同
【注 「出胡」は「出_二胡」ヵ。「出」は別の字を消した上から、ルビの「こ」は別の字(「し」ヵ)の上から書いている。】