翻刻
【右丁】
蚕豆(さんつ)
そらまめ
やまとまめ
てんちくまめ《割書:四|国》
ゆきわり
まめ《割書:下|総》
しくわつ
まめ
上州阿州
ホーネン
羅甸
【右丁・右下】
大寒(たいかん)《割書:上海|県志》 寒豆(かんつ)《割書:嘉定|県志》
戎豆(しうつ)《割書:検蠧|随筆》 秬豆(きよつ)《割書:同|上》
湖豆(こつ)《割書:通|雅》
仏豆(ふつつ)《割書:同|上》
大豌(たいわん)《割書:汝南|圃史》
【右丁・左上】
秋月(あき)種(たね)を下(くた)し生(せうし)年(とし)を経(へ)て春(はる)
【左丁】
に至(いた)り特生(とくせい)にして苗(なへ)高(たか)さ二三
尺 葉(は)は豌豆(わんつ)に似(に)て厚(あつ)く白(はく)
色(しよく)を帯(を)ひ一蒂四葉 肥(こへ)たる
物は六葉(ろくやう)を生(せう)す春葉の間に
花あり白色にして心黒色 後(のち)
角を結(むす)ふ黎豆(れいつ)の莢(さや)に似(に)て
皆(みな)天(てん)を仰(あを)き直立(ちよくりつ)すゆへに
●○
【右丁・下中央】
●○そらまめと云
実(み)の形(かたち)豌豆(わんつ)【注】似(に)て長(なか)く大に
緑色(みとりいろ)也又《振り仮名:咬𠺕吧|しやかたら》そらまめ
といふは
∴
【左丁・右下】
∴唐種(からたね)なりと
云 形(かたち)蚕豆(さんつ)
の如(こと)くにして小(ちい)
さし
一種
尾州(ひしう)より来(きた)る
子(み)黒色(くろいろ)の物
【注 「に」脱ヵ。国立公文書館デジタルアーカイブでは「に」有(『本草図譜巻之43・44』コマ21 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676183)。】
【三十二、三十五行目の○は左が尖った楕円形ような記号】