翻刻
【右丁】
豇豆(こうつ) さゝげ《割書:和名|鈔》
さゞき 十六さゝけ かささゝけ《割書:本朝|食鑑》 十八豇(しうはつこう)《割書:常熟|県志》
なかさゝけ みづら《割書:常|州》 十六 粒豆(りうつ)《割書:丹徒|県志》
四月 種(たね)を下(くた)して生(せう)す葉(は)は赤小豆(あつき)に似(に)て厚(あつ)く稍(やゝ)尖(とか)りあり蔓(つる)五六尺 花(はな)唇(くちひる)の形(かたち)を
【左丁】
にして大豆花(たいつくは)に似(に)て大(おほい)に淡紫色(うすむらさきいろ)莢(さや)長さ六七寸にして緑色(みとりいろ)角中(かくちう)の実(み)紅色 赤(あ)
小豆(つき)より長大(てうたい)又白花の物あり其実白し時珍(しちん)蔓(つる)短(みしか)しといふものなり
一種 二十六《割書:常|州》 三尺さゝけ《割書:江|戸》
形状(かたち)前(まへ)に相似(あいに)て莢(さや)長(なか)さ三四尺 許(はか)り也紅花の物は莢(さや)淡紫にして実(み)赤(あか)く白
花の物は莢(さや)緑色(みとりいろ)にして実(み)白(しろ)し時珍(しちん)の説(せつ)に蔓(つる)長(なかさ)丈余(しやうよ)と云 是(これ)なり