翻刻
【右丁】
黄蒸(わうしやう) 《割書:こむきのこのかうし》 麹(きく) 《割書:かむたち》
神麹(しんきく) 《割書:くすりかうし》 紅麹(こうきく) 《割書:あかかうし》 十三
糵米(けつへい) 《割書:もやし》 《振り仮名:飴𮩁|たいとう》【注】 《割書:あめ》
醤(しやう) 《割書:ひしほ》 楡仁醤(ゆにんしやう) 十五
蕪荑醤(ふいしやう) 醋(さく) 《割書:す》
酒(しゆ) 《割書:さけ》 焼酒(せうしゆ) 《割書:せうちう》 廿一
葡萄酒(ふとうしゆ) 糟(さう) 《割書:かす》
米粃(へいひ) 舂杵頭細糠(しやうちよとうさいかう)
【左丁】
本草図譜巻之四十四
東都 岩崎常正 著
造醸類
大豆豉(たいつし) からなつとう 浜名納豆(はまななつとう) 香豉(かうし)《割書:傷寒雑|病論》
黒大豆(こくたいつ)《割書:くろ|まめ》にて製(せい)する物なり和漢(わかん)法(ほう)を異(こと)にす集解(しうかい)及ひ斉民(せいみん)
要術(やうしゆつ)居家必用(きよかひつやう)居家必備(きよかひつひ)等の書に詳(つまひらか)なり塩(しほ)を加へて製(せい)する
物を集解(しうかい)に塩豉(ゑんし)といふ是 食用(しよくやう)なり塩(しほ)を加(くわ)へすして製する物を
集解(しうかい)に淡豉(たんし)といふ是 薬用(やくやう)なり和俗(わそく)納豆(なつとう)と呼(よ)ふものは黄大豆(わうたいつ)
《割書:しろ|まめ》を煮(に)て熟(しゆく)し器(うつは)に斂(おさ)め覆(お)ふこと数日(すしゆつ)【ルビ「ゆ」衍ヵ】にして腐敗(ふはい)し粘(ねはり)り【「り」重複ヵ】ありて
【注 「𮩁」は「饀」ヵ。コマ50では「餹󠄃」。】
【九行目下段五字目「糠」は国立公文書館デジタルアーカイブでは「糖」(ルビは「かう」)(『本草図譜巻之43・44』コマ34 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676183)】