翻刻
【右丁】
奈良漬(ならつけ)にするものなり一種はしほり乾(かはかす)もの俗(そく)とめかすと称
して世間(せけん)にて冬月(ふゆ)かす汁(しる)にするものなりといへり
大麦醋糟(たいはくさくさう) おほむきのすのかす也
本朝食鑑に唯(たゝ)《振り仮名:和_二魚膾_一|きよくわいにくわし》食(くらへし)則(すなはち)殺腥(せいをころし)【「殺_レ腥」ヵ】解毒(とくをかいす)【「解_レ毒」ヵ】耳(のみ)といへり
乾餳糟(かんせきそう)【注】 あめのかす也
米粃(へいひ) ぬか こぬか
集解(しうかい)に汪頴(わうゑい)昔(むかし)陳平(ちんへい)《振り仮名:食_二糠覈_一|かうけつをくろふて》而 肥(こへたり)也といへり田村氏 糠覈(かうけつ)
は麦(むき)の砕米(さいへい)也といへるによれはこゝめなり
舂杵頭細糠(しやうきよとうさいかう) きねのさきにつきたるこまかきぬかなり
【左丁 文字無】
【注 ルビ「かん」は「けん」ヵ。国立公文書館デジタルアーカイブは「けん」(『本草図譜巻之43・44』コマ55 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676183)。】