翻刻
【右丁】
楼葱(ろうさう)
やくらねぎ
かるわさねき《割書:江|戸》
さんかいねき
てうせんねき
楼子葱(ろうしさう)《割書:救荒|本草》
蟠葱(はんさう)《割書:本経|蓬原》
形状(かたち)常(つね)の葱(さう)に似(に)て花なく
葉(は)の上に節ありて節(ふし)の
処(ところ)ろ【「ろ」重複】より又 苗(なへ)を生(せう)し葱(さう)
の如(こと)くにして頗(すこふ)る小なり又
其葉(そのは)の上に節(ふし)を生し小
花を生す《振り仮名:如_レ此|かくのことく》なること二
重(ちう)或は三重に及ふこと楼(ろう)
のことし節(ふし)を摘採(つみとり)て土に
させは一株(ひとかふ)となる味ひ葱(さう)
と同し此もの奥州津軽に
多(おほ)しといふ
【左丁 文字無】