Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4499 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4499 - ページ 19

ページ: 19

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【右丁】軍兵をちかつけて申けるはいた はしや君はむくりか大将りやうさう かはなつ矢を御きせなか【着背長=大将などの着る正式の大鎧の美称】の引合【ひきあわせ=鎧を着脱するための胴の合わせ目】 うけとめさせ給ひて候うす手【うすで(薄手)=軽い傷】 にて御座有し間さり共〳〵と 頼みをかけししるしもなく終に むなしくならせ給ひて候御死 骸をもくか【くが=陸】にあけみたい所の御 めにかけたくは存候へとも諸神 諸仏をいはひたる御座舟にて有 間いたはしなから海底にしつめ 申て候さてあるへきにてあら されは舟出せよと下知すれは 【左丁】 みかたのくんひやう【ぐんびょう=軍兵】ともは夢の心ち して我をとらしとをしけす一ど にほをあけかちをとれは天ちも ひゝくはかりなりこのこゑともに 大臣殿は夢うちさまさせ給ひ てたれかあるとめさるれとも させ事申ものはなしこはいか にと思召かつはと【かっぱと=がばと】おきさせ給ひ てあたりを御らんありけれとも 人一人もなかりけりめしたる舟 を見給へはほをあけてこそ をしいたせ