Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4499 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4499 - ページ 23

ページ: 23

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【右丁】 はしや君はむくりか大将りやう さうと申ものとをしならへく ませ給ひ二人なから海底にしつ ませ給ひて其後又も見えさせ 給はねはその思ひのみふかうして いくさにかちたるしるしもなく 御前へ参り候なりさりなから御 かたみの物をは給はつて候と御 きせなか【着背長=大将などの着る正式の大鎧の美称】とかねの弓御釼をそへ て参せ上るみたい所此よし御 らんして是はふしきの事共かな かたきとくませ給はんにいつの隙 に御かたみをとゝめてうみに入 【左丁】 給ふへきそや前後ふかくの事を 申物かなあはれもの兄弟を取 てをさへてかうもん【拷問】しめしとは はやとは思へともはかなき女性 の御事なれは心ひとつにくたし つゝれんちう【簾中】ふかく入給ひかた みの物をめしあつめいたきつか せ給ひてりうてい【流涕】こかれ【焦がれ】給ひ けれは御前中ゐの女房たち 一どにはつとなけきけれはよその たもとにいたるまてしほるはかりに あはれなり