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【右丁】
大たかの有けるか君のなこりを
したひてたちさるかたもなかり
けりみたい所は御らんしてあれは
君の御ひさうのみとりまるなる
かつ【「わ」の誤記か】かれにのそみてあれはこそ
羽をたれひれふしてはゐたる
らめあれ〳〵女房たちゑし
をあたへてはなし給へと仰けれ
承るとは申されけれ共いつれも
みな女房たちの事なれはゑ
かふやうをしらすして飯を丸
めてそなふる此たかうれしけ
にて此はんをくはへ雲はるかに
【左丁】
とひあかりはねうちのへてとひ
けるか大しんとのゝ御座あるげん
かいかしまにとひつきぬはんを
はとあるいはのうへにをき我力
もそはなる岩ほにはねを
やすめてそゐたりけるちく
るい【畜類】といゝなから別符ましたる
やさしさやと人皆いゝあゑり