東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

絵本写宝袋 9巻 9之巻下 - 翻刻

絵本写宝袋 9巻 9之巻下 - ページ 7

ページ: 7

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【右丁】 麢羊(かましゝ)【注】《割書:此 皮(かわ)を敷物(しきもの)に用 褥(にく)【左ルビ:しとね けぶとん】の皮(かわ)といふ》 形 羊(ひつじ)に似(に)て鬚(ひげ)なく大なる者(もの)は 牛(うし)のごとく臥時(ふすとき)は角(つの)を岩木(いわき)の 枝(えた)にかけて臥(ふ)す 角(つの)羊(ひつじ)の如(ごとく)にして黒(くろ)し 大さ四五寸 毛色(けいろ)蒼白(あをしろ)色 背(せな)黒(くろ)すぢ有 【注 「かましし」は「かもしか」の古名】 【左丁】 麝香(じやかう) 《割書:形(かたち)麞(くじか)に似(に)て小なり色(いろ)赤黒(あかくろ)し㺜犬(むくいぬ)を画(ゑかき)て麝香猫(じやかうねこ)とし霊猫(れいめう)【貓】を|画(ゑかき)て麝香(じやかう)なりとす射(しや)は各別(かくべつ)の者(もの)なり故(かるがゆへ)に図(づ)す》 此 獣(けもの)おのれが臍(へそ)を愛(あい)す猟人(かりうど)にあふ時はみづから其(その)臍(へそ)を爪(つめ)にて かきやぶり死(し)す是 臍(へそ)をおしみてかくさんがため自(みづから)身(み)を 没(ぼつ)すとなり 香気(かうき)陰(いん)にありといふ         好(このん)で柏(かへ)【栢は俗字】を喰(くら)ふ         柏(はく)はかやにあらず         檜木(ひのき)円柏(いふき)側柏(このてかしは)         白檀(ひやくたん)等ノ総名(そうめう)【惣】なり