翻刻!地震・災害史料

コレクション: 国文研地震

地震津波/末代噺の種 - 翻刻

地震津波/末代噺の種 - ページ 16

ページ: 16

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《題:大津浪末代噺種》 十一月五日夕 大津波(おほつなみ) 突来(つきく)る前に大坂の西 前垂嶋(まへだれじま)といふ処【處】へ丈(た)け 二丈ばかりの高坊主(たかぼうず) 出たり人々是を見て 肝(きも)を潰(つぶ)しアレヨ〳〵と いふうち海に又 陸(くが)に 向ひ手にて水を かける如くして 姿(すがた) 見へず 成(なる)と 間(ま)もなく 大 津浪(つなみ) 突(つき)来る 是此 変(へん)を告しならんと 後(のち)に思ひ合しける