翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

鬼の趣向草 2巻 - 翻刻

鬼の趣向草 2巻 - ページ 4

ページ: 4

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□□川中島郡せんくわうしの山おくに □たりしを戸かくし山といへり此山はみねたかく して 谷ふかく樹林しん〳〵として人の 行かよひもまれなりけり 此所にいつのころよりか鬼のすみ けるよし里人も見たるといふもの まれ〳〵多し時としてはあるひは 小児などうせ又大人もうせしこと都 にてもきこしめしたみのうれゐすくな からんことをおぼしめし余五大将平の これもちに命じて鬼神 をたいぢすべきよし せんしをかうむる と□□とも 【左ページ上へ】 人として 鬼神を うつ事 たやす    かる まじと 思へども君 のために死 するはものゝふ のつねなりとてすぐに 信州におも むきける道にてきつと思ひ付けるはぜんくわうじ の如来こそ三国伝来のそんぞう衆生のくげんのおす□はせ 給ふときけばいそぎさんろうして仏力をいのり□の山に いたりける折ふしもみちの□□ればまゝうちま□… 【右ページ左下へ】 酒えん   の ていに も□□し けれ□ば 【左ページへ】 きゝとれ二八 □かりの 鬼むすめ 御つ□のもの とうつくしく □け出これ 【足の左側に続くが破れが酷く読めず】 □… □…