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□□川中島郡せんくわうしの山おくに
□たりしを戸かくし山といへり此山はみねたかく
して 谷ふかく樹林しん〳〵として人の
行かよひもまれなりけり
此所にいつのころよりか鬼のすみ
けるよし里人も見たるといふもの
まれ〳〵多し時としてはあるひは
小児などうせ又大人もうせしこと都
にてもきこしめしたみのうれゐすくな
からんことをおぼしめし余五大将平の
これもちに命じて鬼神
をたいぢすべきよし
せんしをかうむる
と□□とも
【左ページ上へ】
人として
鬼神を
うつ事
たやす
かる
まじと
思へども君
のために死
するはものゝふ
のつねなりとてすぐに 信州におも
むきける道にてきつと思ひ付けるはぜんくわうじ
の如来こそ三国伝来のそんぞう衆生のくげんのおす□はせ
給ふときけばいそぎさんろうして仏力をいのり□の山に
いたりける折ふしもみちの□□ればまゝうちま□…
【右ページ左下へ】
酒えん
の
ていに
も□□し
けれ□ば
【左ページへ】
きゝとれ二八
□かりの
鬼むすめ
御つ□のもの
とうつくしく
□け出これ
【足の左側に続くが破れが酷く読めず】
□…
□…