翻刻
【右丁】
といふ又天人夢ともいふ棒らんといふあり草の茎のごとく小
えたわかれふし〳〵に極(こく)こまかなる花さくかはりたるものなり
【縦罫線】
[石斛(せきこく)又
《割書:木に生(しやうず)るを》
木斛(もくこく)《割書:と| 云》
《割書:花五六月》]
さゝ葉に似てあつく小葉(こは)にして茎(くき)にひげ有一ふしづゝ
くゝり有 花形(くはぎやう)風(ふう)らんと同(をな)しく白し又うすべに有 棕梠(しゆろの)
皮(かは)にてつゝみつりものにてもてあそぶ正二月花有
【縦罫線】
石斛(せきこく)生(しやうず)_二 六安(ろくあん)山谷水傍(さんこくすいのかたはら)石上(せきしやうに)_一今(いま)荊州(けいしう)広州郡(かうしうぐん)及(をよひ)温合(をんがう)
州(しうに)亦(もまた)有(あり)_レ之(これ)以(もつて)_二広南者(こうなんのものを)_一為(す)_レ佳(かなりと)多(をゝく)在(あり)_二山谷中(さんこくのうちに)_一 五月 生(しやうじ)_レ苗(なへを)茎(くき)
似(にたり)_二竹節(ちくせつに)_一節間(ふしのあいだ)出(いだす)_二砕葉(すいえうを)_一 七月 開(ひらく)_レ花(はなを)十月 結(むすぶ)_レ実(みを)其根(そのね)細(さい)長
黄色(きいろ也)七月八月 採(とる)_レ茎(くきを)以(もつて)_二桑灰湯(くはのあくを)_一沃(そゝけは)_レ之(これを)色(いろ)如(ごとし)_レ金(きんの)陰乾(かげほしして)《振り仮名:用|の【も】ちゆ》
【縦罫線】
[つりがねかづら]花のかたちほうちやくのごとく花の色白くう
るみありはなびらに紫(むらさき)のごまふありはなびら五つにして
うつぶきさく葉 風車(かざぐるま)のかたちに似れとも葉かた〳〵に付(つい)て
両方(りやうはう)にむかはす又しの立(だち)も似(に)たり山中の谷(たに)に有三四月より八月迄有
【左丁】
釣鐘(つりがね)かづら
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