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翻刻
愛 玄々堂
宕 緑山製
山
細
図
【図中囲み内】
月輪道
樒ケ原
集会所 丹波道
護摩堂
御供所 舞殿
熊野権現
本社 拝殿 鐘楼堂 長床坊
校倉
飯綱権現 弁才天 清滝川
八天狗 神宝蔵 福寿院
子守勝手
春日社 大善院
奥ノ院 御茶壺庫
山王十二天社 威徳院
教学院 渡猿橋
宝蔵院
南星嶺
火燧権現
京口惣門
試之坂
【左上】
愛宕山大権現御託宣
衆生常に世界の火を穢し己
一人の思ひを莟み天に逆ひ地に
背くものは我常に火乱神を遣し
其不浄を焼亡す 上豊に下苦む
ときは殿社に火雨を降して上の
財を散じて苦む者に与ゆ我常に
王法守り国家を安全を護るが
故に邪見の者の家を焼亡す心に
満るとおもふ事なかれ天は盈を
缺きわれは人の奢をかく
【右下】
抑当山は城州葛野郡の
西北にして嵯峨一之
鳥居より 本社まで
険路五十町なり火燧権
現は十七町目にあり
御本社大権現は 本朝
最初の軍神帝都守護ノ
崇廟列国鎮火第一の
神社にて
光仁天皇天応
元年慶俊法師
勅を奉て
勧請なし
たてまつる所なり
山は 王城の乾に
聳て白雲
腰をめくり
本社末社は
巽に向て
旭にたいし
平安の
万戸を
照覧
なし
給ふ
【欄外手書】
Atagho yama Kioto