← 前のページ
ページ 83 / 114
次のページ →
翻刻
罷成申候十山玉ニ御座候初而一昼夜背負
申候肩痛ニ甚難渋仕候諸藩人は自身ニ鎗
を横たへ鉢巻陣笠仰山之出立ニ御座候
御家ニ而も十八日朝着ニ相成申候御先手
等直ニ翌日ゟは御人数ニ引出され大難渋
之よしニ御座候併よき間ニ登り小子等大
助りニ御座候左も無之候得は替り合候も
のも無之候間日々夜々廻り之外無之御座
候所当節は一日一夜ニ而翌日は替り合申
候近々御所御固メ場御持ニ相成昨日ゟ御
番所御取懸りニ相成申候御固メと廻り迄
相勤候様被仰出【「付」を見せ消ち】候間此段いつまてと申見
留も無之薩長水火之勢至極六ケ敷世と相
成申候堂上方男女荷物迄運遁退市中は猶
更之よし新田足利時代斯あらんと推察仕
候今日は大ニ静之様子ニ相見申候得共前
文薩長如何と奉存候
御所内長州固引薩州は固申候
堂上方参内御指留之方大く有之候広幡様
も御指留之御中間ニ御座候是まて御盛の