← 前のページ
ページ 97 / 114
次のページ →
翻刻
参〆目位所品都而高値ニ而商人大難澁之事
湯せん結髪せん其外仕立賃迄も追々引上け
候よし夫々奉公人更ニ無之とは如何之わけ
ニ候や更ニ相分り不申候
郷中は作方平均いたし候へは昨年より余ほ
と取実宜敷よし直段は昨年は壱分ニ籾ニ而
弐斗三四升当年は弐斗壱弐升ニ候而其外諸
作物高値故金銭融通宜敷よし
当節穀甼は玄米ニ而金壱両五斗位ニ上リ候
よし
此節ミナトニ而塩引壱両ニ六本之よし
七八日以前岡本源左衛門と申候人の御子息
当年十八才幷よりも大キたる人に而力量有
之釼道もよほと上達之人之よし神勢館ゟ夜
中四ツ過帰りかけニ細谷新御蔵前辺へ通り
かゝり候処大男三人刀を抜キ待居岡本御子
息へ声かけ御相手ニ相成申度と被申候付岡
本も心得候と申なから抜打ニ先方へ切かけ
候所三人とも見え不申候ニ付近所御屋敷三
村某と申方へ参り燈灯を貸呉候様申込候所