翻刻
【右丁】
成いかにもこれにてはあしかりなんとお
ほゆるさりとも今一たひひやうゑの
すけみやこへかへり給はさるへきかすへ
たのもしくおもひ給へとせんし
成所へつきみねまいりて御ふみと申
けれはむねうちさわきいそきみ給へ
はくときかきたまへる事いはんかたなし
返事いそきたまはり候へおいつき申
はんと申けれはかたしけなくも御な
みたをおさへて御返事あり又つき
【左丁】
みねなひしのつほねへ参りけりおり
ふしなひしのつほねにひやうぶのじ
しうなひしをとふらい給ひけりよそに
ておもひさふらふさへかなしきにいかに
なけかせ給ふらんとの給へは大かいのなみの
上になかきわかれしまいらせ候とて
いとまこひし給ひしより何のとかとも
しらねとも見ん事かたくおもふとて
なき給ふにつきみね文を奉るいそき
とりて御覧つれはうわかきにせきと