翻刻
日々新聞 第八号 小信改二代
貞信
綿政板
彫九一
奸通(かんつう)は盜(とう)心と
同事 爰(こゝ)に珍(ちん)成
老人所は福島辺とかや
五良右ヱ門とて六十の
上三ツ四ツ超(こ)し
ながら
同村なる
お梅とて是も五十二三
とかや此(この)お梅には本夫
ありいかゞの縁(ゑん)や五良
右ヱ門と奸通(かんつう)なせしを
評判(へうばん)になりしは天のしる処(ところ)
今はたまらず両人は闇夜(あんや)に
まぎれかけおちは梅川忠兵ヱが様(やう)なれど
老人 達(たち)が彼風(かのふう)はいと馬鹿々々(ばか〳〵)しやにくむべし