翻刻
小信改二代
貞 信 画
綿 政 板
彫 九 一
大阪府下日本橋四丁目に田元
弥助といふ人あり名古町の古(ふる)き
より星霜(としつき)をはるかに経(へ)て今百六才の
齢(よわひ)を保(たも)ち此体(しんたい)は取重(とりかさね)たる節分の豆〳〵
敷万夫(しくばんふ)に勝(すぐれ)て達者なるは古来 稀(まれ)なる喜(き)の字(じ)
米(よね)の字を後(あと)にし只三浦の大助とやら爰に有ば
膝(ひざ)をよせる長壽なるを 府廰(かみ)へ召(めさ)れ若干(そくばく)
賞貨(ほうび)を給(たま)わりし
何人の口すさみにや
命をは百六ツ田元弥助どの余り珍らし人に大阪
花源楼筆記
日々新聞 《割書:第|九》
《割書:号|》