翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

鬼娘伝 - 翻刻

鬼娘伝 - ページ 21

ページ: 21

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孔子(こうし)は飴(あめ)を見て。老(をい)を養(やしなは)ん事を 思ひ。 盗跖(とうせき)は鎖(じやう)を明(あけ)ん事をおもふ。 弘慶子(こうけいし)は壺(つぼ)に入れることを工夫(くふう)し。 坤乾羅統(こんけらとう)【?】は枯木(かれき)の枝(ゑだ)の危(あやふき)事を 謡(うた)ふ。夫(それ)相応(そうをふ)の思付有。両国鬼娘は 須臾(しゆゆ)に化(け)して。贋(にせ)鬼の多(おゝ)くなりしは。 時ならぬ節分の豆に追はれし故(ゆへ)也 其(その)作。実の鬼娘に勝少なし。なめし 革(がは)を以(もつ)て面の皮(がは)を張(は)り。一とせ 流行(はやり)し蟇(ひき)の目玉を用(もち)ひ。蝋石(らうせき)の 歯(は)を尖(とが)らせ。握拳(にきりこぶし)を喰(くら)はせて 小(ちいさ)き角(つの)を生(はや)したり。見る人 毎(こと)に 真偽(しんぎ)を分(わけ)兼(かぬ)る。其(その)細工(さいく)奇 也(なり)と いふべし。夢鬼山人(むきさんじん)。真(しん)の鬼娘が