翻刻
【序の続き】
安永戊戌秋七月日
夢鬼山人誌
【本文】
《題:鬼娘伝(きちやうでん)》
年々(ねん〳〵)歳々(さい〳〵)花(はな)相(あい)似(に)たり。歳々(さい〳〵)年々(ねん〳〵)
おなじみの。役者(やくしや)評判(ひようはん)星(ほし)移(うつり)て昔(むかし)の
碁盤娘(ごばんむすめ)はけふの豆娘(まめむすめ)桑田(そうでん)かへつて
海(うみ)となれば。三又(みつまた)変(へん)じて富長町(とみながてう)。
こんにやく島(しま)は。鹿島(かしま)の神(かみ)も御存(ごぞんじ)なく
吾妻橋(あつまばし)は。業平(なりひら)の手帳(てちやう)にも見