翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

鬼娘伝 - 翻刻

鬼娘伝 - ページ 7

ページ: 7

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猪(しゝ)の吸物かと怪(あや)しまる。斯(かく)世の中が 大 下(さが)り〳〵。伴頭殿(ばんとうどの)の十露盤(そろばん)違(ちがい)と成(なつ)て。 三五の十六羅漢(らかん)。廿四孝(こう)にまけさしやれ。 御前の事(こと)ならまけませうと。青岱(せいたい)の ぬつたりはげたり。うそか本田あたまを 打ふり。細眉(ほそまゆ)をひそめ。大 額(ひたい)を集(あつめ)て 遊(あそ)びの魂胆(こんたん)。むだの趣向(□ゆかう)。仁義(じんぎ)の反故(ほぐ)は 棚(たな)へ上(あげ)て袋戸(ふくろど)の下張(したばり)とし。武道(ぶとう)の 芸(げい)は番付(ばんづけ)を見て。女形(おんながた)の所作(しよさ)かと思ふ 四角(しかく)な豆腐(とうふ)は和(やらか)にして飯櫃形(いびつなり)から 親類(しんるい)の中(なか)に角(かと)が立(たち)。黒羽二重(くろはふたへ)は人が 悪(わる)く。伊勢島(いせじま)は倒(たお)□ぬ世界(せかい)。鬢張(びんはり)で 表をはれど内證(ないせう)はすきや燈籠(とうろう)の如(こと)く。 尻(しり)も結(むす)ばぬおさらい結びに。望(のぞみ)の通の