翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

鬼娘伝 - 翻刻

鬼娘伝 - ページ 8

ページ: 8

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宿(やど)なし姿(すかた)となりゆくこと。畢竟(ひつきやう)昼(ひる)三度 夜(よる)三度。ぐい飲(のみ)の熱鉄(ねつてつ)にまはされ。 とまり木(ぎ)の高(たか)き。木(こ)の葉(は)天狗(てんぐ)の所為(しよい) なりと。高慢斎(かうまんさい)も行脚(あんきや)より帰り。そりや 聞(きこ)へ麻疹(ましん)も漸(やうや)くす。通りせしより。 おこま染(ぞめ)の黄(き)なるは。才三 格子(かうし)の帯(をび)に うつろひ。剣先(けんさき)の藍(あい)がへしは。大丸が 店(みせ)に売切(うりきれ)たり。鶴吉が手妻に抜かるゝ 盲(めくら)子人・鶴市(つるいち)が声色(こわいろ)には。雀(すゞめ)の千声色(せんこわいろ) をつぶす。それ俄(にわか)といふ程(ほど)こそあれ。 大門口うらゑいとう〳〵。埓(らち)を結(ゆ)ふたる 中の町(てう)。競馬(けいば)にあらぬおつゞら馬 はねた趣向(しゆかう)も一(ひと)さかりお歯は白(しろ)ひが 何(なに)やらが黒(くろ)ひ。けれがじやうか【???】さんまの