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翻刻
金谷 大半損候
日坂 〃
掛川 御城損候人家潰れ出火に相成候
横須賀 御城損候人家潰れ
袋井 右同断
見附 大損し
浜松 少々
舞坂 〃
新井 御関所大半損候津浪御坐候人家潰れ
白須賀 大半損し
二タ川 少々
吉田 大損し
御油 少々
赤坂 〃
藤川 〃
岡崎 御城損し矢作橋損し
三州西尾 御城損し人家潰れ
池鯉鮒 少々
鳴海 〃
宮 人家潰れ津浪御坐候
名古屋 少々損じ
桑名 大損じ
四日市 〃
石薬師庄野 少々損じ 【石薬師から京都まで括りあり】
亀山 〃
関 坂ノ下 〃
土山
水口 外に紀州浦々大津浪大損じ
石部 少
草津 々
大津 損 外に伊せ浦々大津浪大損じ
伏見 じ
京都
大坂 橋々落大津浪ニ而大舟打上ケ死人多く大損じ
津 半損じ
松坂 〃
山田 大損じ
右之通御座候此段為御知
申上候以上 日本橋佐内町
和泉屋甚兵衛
月日
【立札】 当分之内ほどこし致しんじ候
うち身くじき りやうじ所
ゑんま堂
ゑんま「いそくな〳〵おれか子になつてきたものよくせずにおくものかあをあかの
鬼どもやくすりをつけて早くまいてやれいたかろうかわいそうに〳〵
しやうつか「地蔵さんのおいかりもゑんまさんのおなげきもおれが引合にだされて
てつだうのもあのなまづゆへださてにくいやつだナしなれぬことはたいぎた〳〵
地蔵「おれがまもる此地めんを度々うごかされてはおしやかのまへゑすまぬ地蔵の
かほも三度だそかしまとのへはなしてきたかくごしろふといやつだ