翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

無人島漂流書付 - 翻刻

無人島漂流書付 - ページ 15

ページ: 15

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 私共鉄炮洲居申内紀州様ゟ御送被成候趣咄承申候兎角  青ケ島へ渡海難成事ハ百余人のたゝりのよし咄承申候 一八丈島男女辞つかひ大成ル事をぶしけいといふ小なる事をねつ  こひといふまゝにする事をさんまいといふ知らぬ事をしやうく  なゐといふ来ル事をにやといふ 一女の髪ハしまたに結びんも出し不申候わけの上を白紙を折  くゝり手拭を/ちゝ(本ノマヽ)巻に仕居申候油ハかたしを揉くたきそれを  付申候壱ケ月に二度程髪をゆひ申候 一男女の応答おつと申是ハあかめ申度に御座候 一八丈嶋にて惣人数へ被遣候飯米左之通  白米八斗七升五合搗麦弐石八斗九升粟三石弐斗八升五合 一十三年の内月日の事ハいかゝと御尋御座候処ハ三日月を見合大  旨相考相極り申候大小の月ハ大てい六大六小と立相分申候さて  閏月ハ三十三ケ月をくわと相立申候其後大坂舟薩摩舟参候  詮儀致候処少々ハ違申候得共大旨ハ違不申候 一汐の満干御国許の通格別の違なきやうに被存候 一年中給候鳥惣体白く羽先キ上黒此鳥子のうちはねつみ  色の頭より口觜絵図のことくなり   おのれ物かく事の殊に拙きかうへに筆のゆくまゝに   みゝつかきにものして今見るにおのれこそ大方にハ   よみうめれと若他人の見たらんにハ何事ともえ   しらるましけれハせめてハとかたはらにかき入れたり