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コレクション: コレクション2

BnF. Département des manuscrits. Japonais 5602 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 5602 - ページ 23

ページ: 23

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衛門。松田(まつた)治郎左衛門 始(はじめ)安保奈良﨑(あほのならさき)。目賀田(めかた)。熊谷(くまかへ)。猪股(ゐのまた)。梶原(からはら)。赤松(あかまつ)等(ら)。都(すへ) て大将(たいしやう)十二員(しふにいん)。惣軍(そうくん)七万 余騎(よき)とそ聞へぬ。楠家(なんけ)の忍(しの)■(び )【竊ヵ】。板持(いたもち)辻風(つしかぜ)が輩(ともから)はやく 此旨(このむね)を天王寺の陣(ぢん)へ注進(ちうしん)しければ。正行 諸士(しよし)と御軍議(こぐんぎ)あり。一旦(いつたん)居城(きよしやう)に皈(かへ)り 策(はかりこと)を定(さため)て撃破(うちやふら)んと。和田(わた)早瀬(はやせ)恩地(おんぢ)八幡林(やはたはやし)等(ら)は。持城(もちしろ)〻〻( 〴〵 )へ帰(かへ)し。自身(みつから)は残(のこり)の諸士(しよし) と倶(とも)に赤阪(あかさか)に御皈城(こきしやう)ある。扨(さて)も細川(ほそかは)佐(さ)〻(ゝ)木(き)等(ら)は大軍を卒(そつ)し。摂州(せつしう)に発向(はつかう)せ しに。楠軍(なんくん)悉(こと〳〵)く居城(きよしやう)に引篭(ひきこもり)しと聞えしかば。諸将(しよしやう)打笑(うちゑみ)。さすがの楠(くすのき)も味方(みかた)の 大軍に辟易(へきゑき)し。尻込(しりこみ)せし社(こそ)可笑(をかし)けれとて。直(たゝち)に天王寺を本陣(ほんぢん)とし。扨(さて)軍議(ぐんき) し。先(まづ)手始(てはしめ)に河州(かしう)矢尾(やを)の砦(とりて)を攻落(せめおと)せよとて。赤松(あかまつ)範資(のりすけ)。舎弟(しやてい)貞範(さたのり)。佐(さ)〻(ゝ)木(き) 定詮(さたのり)同 氏安(うしやす)。壹萬(いちまん)五千 余騎(よき)にて。僅(わづか)なる矢 尾(やを)の砦(とりて)を。十重廿重(とえはたへ)に追取(おつとり)まき 息(いき)をも継(つが)せず新手(あらて)を入替(いれかへ)。曵(ゑい)〻(〳〵)声(こえ)して揉立(もみたて)ける。当所(たうしよ)に篭(こも)る者(もの)は。進(しんの)太■■■ 次郎 丹下(たんけ)小三郎 等(ら)。五百余騎にて在(あり)けるが。雲霞(うんか)のことき京軍(きやうぐん)を少(すこ)しも懼(おそ)れ ず。百術(ひやくしゆつ)を尽(つく)して。其日(そのひ)一日(いちにち)は防(ふせき)しが。とても保(たもち)かたきを知(しり)。其夜(そのよ)城内(しやうない)の抜穴(ぬけあな)より