翻刻
【右丁】
烏韭(うきう)
ほらしのふ 越中の産
此草 極陰(ひかけ)を好(この)む日の
照臨(てらす)処に産(さん)せす深山(みやま)
の絶巌(せつかん)朽木(くちき)等に着(つき)
生す形 海州骨砕補(かいしうこつさいほ)
《割書:しの|ふ》に似て葉 薄(うす)く深緑(こきみとり)
色 年(とし)を経(ふる)物は紫(むらさき)色
を帯(を)ふ此集解 大明(たいみん)
の説(せつ)に長者(なかきもの)可_二 四五
寸_一といふものなり
【左丁】
一種
各州(かくしう)の深山(みやま)
陰処(ひかけ)皆あり
形 前条(まへ)の物
に同くして但(たゝ)
小く二三寸 茸(しやう)
《振り仮名:々|〳〵》連生(れんせい)す
【十行下から二字目「紫」のルビ「さ」は「き」に見え、「き」は「て」の上から書いたように見える】