翻刻
【右丁】
百蕊草(ひやくすいさう)《割書:附|録》 かなびきさう
百乳草(ひやくにうさう)《割書:証類|本草》
拖白練苗(しはくれんひやう)《割書:救荒|本草》
山野 陰涇(ひかけ)の処にあり根は
桔梗(きゝやう)に似て瘠(や)せ春月 旧(ふる)
根より生す鹹蓬(かんほう)《割書:まつ|な》に似て
高さ四五寸葉間に五 弁(へら)の
小白花を開(ひら)く実も又 鹹(かん)
蓬(ほう)に似たり
【左丁】
土馬騣(とはさう) すきごけ
山中の陰地(いんち)に生す長さ一
寸余形 杉(さん)《割書:す|き》の苗(なへ)に似たり
一種 とらごけ
一種 くさりごけ
山中の陰地(いんち)稀(まれ)にあり
長さ二三寸葉 了戻(れうれつ[いヵ])し
て鉄鎖(くさり)に似たり
一種
物印忙(うへいんまん)に載(のする)
所のもの
【版心の中央】
土馬騣
【六行三字目~「陰涇(ひかけ)」:他のコマ(コマ31、『本草図譜. 巻34-36』コマ53)では「陰湿」が使われているが、国立公文書館デジタルアーカイブのデータでも「陰涇(ひかけ)」(『本草図譜巻之37・38』コマ30 請求記号:196-0189 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676180)。】