翻刻
【右丁】
一種 れんげごけ からくさこけ《割書:尾|州》
根土石を延引(ゑんいん)し疎(そ)に茎(くき)を
抽(ぬ)き高さ一寸許り葉 円銭(せに)の
如し
巻柏(けんはく) いはごけ《割書:和名|鈔》 いはひば
処々 深山(みやま)の岩石(かんせき)の間に生す根は
《振り仮名:桫■|しやら》《割書:へ|こ》【注】の如く葉 扁柏(へんはく)《割書:ひの|き》の如く
日に乾(かは)ひて巻(ま)き雨(あめ)に潤(うるほい)て展(の)ふ
【左丁】
【版心の中央】
巻柏
【注 ■は木+四+イ+「隹」の下に「一」・「欏」ヵ。「桫欏」は「へご」のこと。】