翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻37-39 - 翻刻

本草図譜. 巻37-39 - ページ 55

ページ: 55

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【右丁】 一種  ひめうづ  とんぼ    さう 【左丁】 紫給(しきう)  おだまき 耬斗菜(ろうとさい)《割書:救荒|本草》  北方(ほつほう)処々(しよ〳〵)深山(みやま)に生(せう)す春(はる)宿根(ふるね)より出(い)つ三枝(さんし)九 葉(やう)をなし葉(は)は烏頭(うつ)《割書:とりか|ふと》又 防(はう)  葵(き)《割書:ほたん|ほうふう》等(とう)に似(にて)て【注】高(たか)さ一尺 許(はか)り春月 五弁(いつへら)の紫碧花(るりいろのはな)下(した)を向(む)き開(ひら)く弁(へん)の先(さき)  下に向(むか)ふ所(ところ)白色を帯(を)ふ又弁の端(はし)筒様(つゝやう)をなし萼(かく)の間(あいた)より上に出(いて)て勾(こう)  曲(きよく)をなす実(み)は五の角(かく)合(かつ)して牛扁(きうへん)《割書:れいし|んさう》の莢(さや)の如(こと)く中(なか)に細黒子(さいこくし)あり 一種  ほうかぞう  葉(は)は大にして花(はな)は淡紫色(うすむらさきいろ)十弁にして白頭翁(はくとうおう)《割書:おきな|くさ》に似(に)たり 一種  ひめうづ とんぼさう  冬月(ふゆ)宿根(ふるね)より生(せう)す形おたまきに似(に)て小く春月(はる)小白花を開(ひら)く根(ね)小指(こゆひ)の大  さ烏頭(うつ)《割書:かぶと|きく》に似(に)て連珠(れんしゆ)をなす 【注 ルビと送り仮名の「て」はどちらか衍ヵ】