翻刻
【右丁】
剌虎(しこ)【注①】 ありどおし
ことりとまらす
ねずみばな《割書:駿|州》
寿庭木(しゆていほく)《割書:群芳|譜》
虎剌(こし)【注①】《割書:伏牛花|集解》
豆州(つしう)駿(すん)州 遠(ゑん)州 等(とう)の
暖国(たんこく)の山中(さんちう)にあり
木は高(たか)さ一二尺 小(せう)なる
は数寸(すゝん)葉(は)は柞木(さくほく)《割書:つ|け》に
似(に)て尖(とか)り対生(たいせい)し∴
【左丁】
∴ 葉(は)の間毎(あいたこと)に剌(とけ)【注①】あり
小白花を開(ひら)き紅実(あかきみ)
を結(むす)ふ此(これ)巴戟天(はけきてん)《割書:し|ゆつ》
《割書:ねの|き》【注②】の一種小葉なる
物(もの)なり
【注① 「剌」は「刺」ヵ】
【注② 割書「しゆつねのき」は「ジュズネノキ」のことヵ。国立公文書館デジタルアーカイブでは「しふつねのき」(『本草図譜巻之39・40』コマ14 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676181)。】
【五行二字目「庭」は別の字(「人」ヵ)の上から書いたように見える】