翻刻
【右丁 赤色紙 文字無し】
【左丁 『古今集』巻第十の歌】
かつらのみや 源ほとこす 《割書:忠|》【朱字】
秋くれと【ママ】月のかつらのみやはなる光を花とちらすはかり【下部欠損】
百和香(ハクワカウ)【振り仮名は朱字】 よみ人しらす
花ことにあかすちらしゝ風なれはいくそはくわかうしと【下部欠損】
すみなかし しけはる
春かすみ なかし(中之非_レ長非_レ汝)【「なかし」の文字中に朱点三つ】かよひちなかりせは秋くるかりはかへらさらま【下部欠損】
をき ’火【火の肩の点を朱にて濁点に】 みやこのよしか 《割書:都良香》
なかれいつるかたゝに見えぬ涙川をきひ【「をきひ」の文字中に朱点三つ】んときやそこはしら【下部欠損】
ちまき 大江千里
のちまきのをくれておふるなへなれ は(と)【「は」の左に見せ消ち線】あたにはならぬたのみ【下部欠損】