翻刻
【右丁】
にして神を送(おく)るへしさゝゆをあつる事は軽(かろ)しと
いへとも十五日を待(まつ)へし重き物は神送り十五日に
かきらすさゝゆ日期に拘(かゝわ)るへからす余毒久しくなれは
体虚(たいきよ)によるなり気血(きけつ)を補(おきな)ふへし專(もつは)ら解毒(けどく)の薬を
用ひ過(すご)すへからす頭(かしら)面(かほ)は早(はや)くかせ足さきは遅(おそ)き物也
十五日にして総身ともに皆かせるなりさゝ湯をひき
跡(あと)痂(ふた)をむしりとらしむへからす自然(しせん)に痂(ふた)の落(おつ)るを
待(まつ)べし尤時気をふせく事肝要たるへし
痘瘡養育《割書:終》
【左丁】
痘之為疾、婦人小子皆知其
養可也、豈徒医矣哉、何
者《振り仮名:◦天下|其不疾者》 鮮矣、家大人著
嘗所徴者十数、及可備其
養者数十、命曰痘瘡養
育焉、今也余与大人異於