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【右項】
や又(また)祖父(おぢい)様 祖母(おばう)様なども御仏壇(をぶつだん)の内(うち)こざらせらるゝ
ゆへこれ又(また)をゝをぢゐ様(さま)がたの御かげにて皆々様(みな〳〵さま)御(を)成(せい)
人(じん)なされ今日(こんにち)御飯(おめし)を一度(いちど)もかけずに御あがりなされ候
事(こと)はをゝをぢゐさまの御かげにて御座(こざ)候御飯(をめし)を御あがり
なされ候 事(こと)はつゐはならぬ事にて候おとしのまいらぬ
うちにおめしをあがるはどなたさまの御かげもつとも
たちまちおやご様(さま)かたの御かげがなけれはあがられぬと
いふ事(こと)をよく〳〵御かんがへなさるべく候それゆへ
御 仏壇(ぶつたん)にて御 礼(れい)を御申 上(あげ)なされと申 事(こと)にて候
【左項】
則(すなはち)此内に御存生(ごぞんじやう)の親(をや)ご様かたへの御 礼(れい)もこもり申候
一三 度(ど)乃 御飯(おめし)をあがるときと寝しなに御 祖父(ぢい)様御 祖母(ばゝ)様
とゝ様かゝ様へ手(て)を御つきなされ候ておめし御あがりあ
そばされ候へ御寝(ぎよし)なり候へと御 挨拶(あいさつ)なさるべし
これも親(おや)ご様がた先(さき)へたべ候へ先へ寝(ね)候へと仰せられ候
はゞ其時(そのとき)は然(しか)らばおさきへたべ候と手(て)を御つき御ことわり
御申上なされ候て御先へ御あがりなさるべく候寝(ね)しなも
又(また)その通(とをり)になさるべく候 何(なに)とも仰られず候はゝ御まち
なされ候て御 一所(いつしよ)に御あがりなさるべく候
一いづかたへも御 出(いで)のときは手(て)を御つきなされ候て