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コレクション: コレクション3

麻疹癚語 - 翻刻

麻疹癚語 - ページ 32

ページ: 32

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【右丁】 うやまひ恐(おそ)るべからず。かう楽屋(がくや)を 打明(うちあけ)て。はなして聞(きか)せるかはりには。 肥立(ひだち)て後(のち)の不養生(ふやうじやう)。毒断(どくだて)の 薯蕷(ながいも)は。忽(たちま)ちに鰻(うなぎ)と変(へん)じ。葛根(かつこん) 湯(たう)をあびるより。汗(あせ)をとるには仕舞(しまひ) 湯(ゆ)か。熱燗(あつがん)を引(ひつ)かけて。ぐつと寐(ね)る のが早(はや)みちなぞと。手前勝手(てまへがつて)の 【左丁】 素人(しろうと)療治(りやうぢ)。しくじつたあとでは。 そりやこそ命(いのち)定(さだ)めだと。我等(われら)が 業(わざ)にいひたがる。馬鹿者(ばかもの)多(おほ)き世(よ)の 中(なか)なれば。くれ〴〵そこらを御推(ごすい) 察(さつ)。よろしき様(やう)に取(とり)なして。給(たま) はれかしと鉢巻(はちまき)をとつて。さも 懇(ねんごろ)に頼(たの)むと思(おも)へば。引窓(ひきまど)のひま