翻刻
一御伽婢子【おとぎぼうこ】は目出度年寄の方より参らすへし天児を略す時は
輿の先乗有へし小袖の事天児同前也天児を用る時は婢子
は略す方も有是は天児の略しなれは事をしるすにおよ
はす
御伽婢子の図
手足身共にねり衣につゝみ内にはんや【注】を入
惣 長(たけ)一尺五寸又は一尺八寸也是より以下有へし
【図】
髪はわきはつし糸にてこしらへ後へ一つ前へ二つわけ
金銀にてゆふなり
一 宿直(トノイ)の犬一対男は左り向きを第一に用ひ御守りを入る也右向には
何にても翫物(モテアソヒモノ)を入へし女は右向にけはひ【化粧】の道具を入る
なり宿直の犬なき方は額(ヒタイ)に犬の字を色書(イロカキ)する也
【注 パンヤ=パンヤ科の木などの果実から採れる綿毛。蒲団、枕、クッションなどの詰め物として用いる。】