Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション2

. Japonais 648 - 翻刻

. Japonais 648 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

此手の先陣(せんぢん)赤尾美作守(あかをみまさかのかみ)中西 日向(ひうがの)守 遠藤(ゑんどう)喜右衛門 浅井(あさい)半助 早(はや)川 右(う) 馬之丞等(まのぜうら)みな究竟(くつきやう)の逞兵(ていへい)を勝(すぐ)り立 会釈(ゑしやく)もなく切てかゝる此時 秀吉(ひでよし) 敵(てき)の英気(ゑいき)をくじき味(み)方 損亡(そんぼう)なからしめんと俄(にはか)に兵(へい)を左右(さゆう)へ引わけ中を 開(ひら)きて通(とう)しける浅井勢 向(むか)ふをきっと見てあれば是(これ)ぞ信長の籏本也 長政 諸軍(しよぐん)に下知(げぢ)して一 息(いき)に切くづし信長と雌雄(しゆう)を決(けつ)せんとまつしくら におめひてかゝるを信長は藤吉郎も敗軍(はいぐん)せしと御 覧(らん)せられいらつて 左右(さゆう)を下 知(ぢ)し給へば氏家常陸介(うじへひだちのすけ)安藤伊賀守(あんどういがのかみ)各(おの〳〵)二千 余(よ)人 横(よこ)さまに浅井 が先陣(せんぢん)へ切てかゝり 赤尾(あかを)中西 等(ら)と火(ひ)をちらして戦(たゝか)ふたり長政 是(これ)を見 て籏(はた)本の勢を急(きう)にすゝめ自(みづから)采配(さいはい)おつ取て進(すゝ)めや〳〵と下知(げぢ)をな せばはやり雄(を)の兵士(へいし)得物(ゑもの)〳〵を堤(ひつさげ)て惣(さう)がゝりにかゝつて氏家(うじへ)安藤(あんどう)を切 くづさんとす織田(おだ)方の将(しやう)坂井右近(さかいうこん)池田信輝(いけだのぶてる)佐久間(さくま)信 盛(もり)等(ら)先(さき)に敗軍(はいぐん)