Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション2

. Japonais 648 - 翻刻

. Japonais 648 - ページ 28

ページ: 28

翻刻

所に信長が後陣(ごぢん)に控(ひか)へし明智(あけち)十兵衛 光秀(みつひで)前田(まへだ)又(また)左衛門 利家(としいへ)両(りやう) 人二千 余(よ)人 今朝(こんちう)より曽(かつ)て戦(たゝか)はざる新手(あらて)の勢を以(もつ)て浅井の先陣(せんぢん)赤尾(あかを) 中西が手へ横鎗(よこやり)を入無二無三に突崩(つきくづ)せば最早(もはや)戦(たゝか)ひ労(つか)れし軍勢(くんぜい)ども 此 新(あら)手に討崩(うちくづ)され討(うた)るゝ者(もの)数(かず)をしらずちり〴〵に成て敗走(はいさう)すれば 織田(おだ)の軍将(ぐんしやう)氏家(うぢいへ)安藤(あんどう)等(ら)いよ〳〵力(ちから)を得(え)て短兵(たんへい)急(きう)に攻討(せめうつ)にぞ池田(いけだ) 佐久間(さくま)も勇気(ゆうき)を益(ま)し長政が旗(はた)本を切ちらせば後(うしろ)の方より木下 藤吉郎大に鬨(とき)を作(つく)りかけもらすまじと揉(も)んだりけるに浅井の陣(ぢん)〻(〳〵) 備(そな)へ〳〵悉(こと〴〵)く打破(うちやぶ)られ右往左往(うわうざわう)に散乱(さんらん)し惣敗軍(そうはいぐん)とぞ成にける 今朝(けさ)此 合戦(かつせん)はじまる時 同時(どうじ)同 剋(こく)越前(ゑちぜん)より浅井の与力(よりき)を朝倉(あさくら)孫(まご)太 郎 景継(かげつく)壱万 余騎(よき)織田援兵(おだゑんへい)の三河勢(みかはぜい)五千 余(よ)人と江北(こうほく)の姉(あね)川にて おつつかへしつ戦(たゝか)ひしが朝倉勢大 軍(ぐん)也といへども終(つい)に討(うち)まけ惣崩(そうくづ)れに