翻刻
【右丁】
一種 紫(むらさき)つゝじ
花(はな)は葉(は)に先(さきたち)て春(はる)
早(はや)く開(ひら)く三五 萼(かく)一(いつ)
処(しよ)に附(つき)
て淡紫(うすむらさき)
色(いろ)葉(は)は
枝(ゑた)梢(こすへ)に
三葉(さんやう)つゝ
附(つく)ゆへみつ
はつゝじと
も云 是(これ)時(じ)
珍説(ちんせつ)に
紫者(むらさきのもの)と
云 是(これ)なり紫者(むらさきのもの)先
開(ひら)と#1閩部疏(みんふそ)に見(み)へ
たり
#2
よと
川(かは)
つゝじ
三ッ葉(は)つゝしの
花(はな)重弁(やゑ)にて
淡紫色(うすむらさきいろ)なり
【左丁】
一種 五葉の物
枝(ゑた)幹(みき)むらさき
つゝじに似(に)て五(こ)
葉(やう)附(つく)花(はな)白色(はくしよく)也
【版心の中央】五葉の物