翻刻
【右丁】
一種 四季(しき)さきさつき
漢名(かんめう)四眨杜鵑(ししとけん)《割書:紹興(せうこう)|府志(ふし)》
#1
一種 もちつゝじ
しぼりさつき
さつき類(るい)に生(せう)す葉(は)ふくれ
て餅(もち)の如(こと)く粘(ねは)りあり小児(せうに)
採(とり)て嘗(なむ)又 淡紫花(うすむらさきのはな)を開(ひら)
く山(やま)つゝじの類(るい)にも生(せう)す
【左丁】
一種
きりしま
石巌(せきかん)《割書:汝南(しよなん)|圃史(ほし)》
#2
高(たか)きものは一丈に及(およ)
ふ細葉(さいやう)にして厚(あつ)く冬(ふゆ)
凋(しほ)ます三四月 深紅(こきあかき)
花(はな)を開(ひら)く
#3
一種
けらぎり
とよ
きりしま
#4
形状(かたち)きりしまに似(に)
て花色(くはしよく)赤色(あかいろ)なれ
とも稍(やゝ)薄(うす)し又 重弁(やゑ)の物あり又 蔕(へた)の処(ところ)に
淡紅色(うすあかいろ)の花(はな)一重(ひとへ)あるありこしみのといふ#5致富(ちふ)
全書(せんしよ)#6に葉(は)細(こまかく)花(はな)小(ちいさく)色(いろ)鮮(あさやか)密者(みつなるものを)《振り仮名:曰_二石岩_一|せきかんといふ》
皆(みな)結数重台(すてうたいをむすふ)《振り仮名:自_レ浙而|せつよりして》《振り仮名:至_レ難_レ畜|やしないかたきにいたる》#7
【版心の中央】きりしま