翻刻
【右丁】
蕁麻(じんま) 一名 䕭麻(せんま)《割書:物理|小識》 燖麻(じんま)《割書:益部方|物略記》
いらくさ いた〳〵くさ
のこぎりくさ《割書:江|戸》
はちくさ
【右丁・右下】
処々(しよ〳〵)山野(さんや)陰地(ひかけち)に宿根(ふるね)より生(せう)す
形状(かたち)野苧(やちよ)《割書:のま|を》と同(おな)し鋸歯(かゞり)粗(あら)く
茎(くき)黄毛剌(きとけ)#1あり穂(ほ)は苧麻(ちよま)に似(に)て
長(なか)く上(うへ)に向(むか)ふ人(ひと)これに触(ふる)れは
其(その)痛(いた)むこと占斯(せんし)《割書:いら|むし》の螫(さし)
たるが如(こと)し小便(せうべん)にて洗(あら)へは
愈(いゆ)と云(いふ)
【左丁】
木曽(きそ)
の産(さん)
狭(せは)く長葉(なかきは)
の物(もの)は日光(につくわう)及(およひ)
木曽山中(きそさんちう)
にあり
【版心の中央】蕁麻三種