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コレクション: 養蚕の書

養蠶實驗録 - 翻刻

養蠶實驗録 - ページ 40

ページ: 40

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【右丁】 ○本文に桑(くわ)の若芽(わかめ)を以蚕掃落す為法(しはふ)の事と有(ある)中に十六丁の表(おもて)に 火は焼加減(たきかげん)にて蚕(かいこ)に薬(くすり)とも毒(どく)ともなる至(いたつ)て大切(たいせつ)の秘事(ひじ)なり暁(あけかた)の寒(さむ)さは 勿論(もちろん)霖雨(なかあめ)冷湿(れいしつ|ひやゝか )#5の時は蚕 桑(くわ)を喰(くは)す其時 焼火(たきひ)は冷湿(れいしつ)を去(さ)り暖(あたゝ)めて蚕 に桑(くわ)を進(すゝま)せ肥(ふと)らせる為(ため)に焼(たく)なれは昼(ひる)は猶更 夜分(やふん)も蚕に桑(くわ)を十分に 与(あた)へて直(すぐ)に火を焼(たき)寒暖計(かんたんけい)を見合 蚕棚(こたな)を暖(あたゝ)め未(ま)だ喰餘(くひあまり)の桑(くわ)《振り仮名:少|す□》#1し有内(あるうち)火は消(けし) 籠氣(こもりき)は戸窓(とまど)を開(あけ)て拂(はらふ)へし天氣(てんき)快晴(くわいせい)し陽(あたゝか)に成迄 昼夜(ちうや)共《振り仮名:何ヶ度|なんがど》も如是(かくのごとく)すべし 蚕(かひこ)に桑(くわ)絶(た)え空腹(すきはら)成所え火を用(もちゆる)は大 毒(どく)なり又 涼(すゞ)し過(すぐ)るも毒(どく)なり少(すこ)し温(うん)なるが 能(よ)し暖(あたゝ)め過(すぐ)るも毒(どく)寒(さむい)も毒(どく)暑(あつい)も毒(どく)なり又 冷( |ひやゝか)敷と涼( |すゞし)きと暑(あつい)と暖(あたか)#2との 心得違(こゝろえちがひ)すべからす只(たゞ)天氣 快晴(くわいせい)長閑(のどか)に陽氣(やうき)暖和(だんわ)成(な)る日(ひ)人も袷(あはせ)単物(ひとへもの)にて 心よしとも又 涼(すゞし)とも云(い)ふ此 涼(すゞし)き心持を以(もつ)て焼(たき)火加減(ひかげん)#3し家(いゑ)の内の温暖(うんたん)を作(こしらへ)る事第一の手入也 【見返し】 【印】#4