みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

訓蒙天地辨 地 - 翻刻

訓蒙天地辨 地 - ページ 2

ページ: 2

翻刻

訓蒙(きんもう)天地(てんち)辨(べん) 中巻東武 高井哂我 著〇風(かぜ)問て云風は何によつて生(しやう)ずるや 或(あるひ)は是(これ)を天地の息(いき)と云又其|東(ひがし)より吹(ふき)西より来るの理はいかん答て云風を以て人の息(いき)にたとへ天地|呼息(こそく)の氣(き)とすること理におゐて害(かい)なしといへ共其|実(じつ)は地の息(いき)也|凡(およそ)地毬(ちきう)は水と土とにして人の骨血(こつけつ)のごとく土氣(どき)外がわをしめたるものなり其土 或(あるひ)は水に近くして湿(しめ)り太陽(たいよう)の為に照(てら)されて乾(かわく)其|燥気(そうき)は昇(のぼ)るを以て質(しつ)とす 此|故(ゆへ)に地中風を発生(はつしやう)す 其気|宇宙(うちう)に充満(みち〳〵)て體(たい)なく|静(しづか)なれば風なく気 動(うご)けば風を生ず風の性(せう)は元来(くわんらい)土中の燥気(そうき)としるべし風|天(てん)に上(のぼ)り雲を動(うご)かせば雲うごくにしたがひ風いよ〳〵