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コレクション: STAGE1

弘化丁未天變日記 - 翻刻

弘化丁未天變日記 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

十七日朝快天小ゆれあり午の中刻雷鳴御甲山手かたより 夥しき雲立して東方へ流る夜に入稀なる快晴地震後 日々晴雨のあらましを二日頃といへとも是迄空合すへて空 近く晴たにかゝわらす空あしく終日終夜暫時に変動あり 此国例年弥生半迄季候定らす卯月をもて他邨の春 となすされは一とせの内此月をもて季候一定也空第一と するなから此大変に季候を奪はる 十八日快晴空高く此頃になき空色也きのふの雷後 難波山下差わたし壱寸ほとの大霰ふる善光寺大雨後 霰壱寸計りふるよしけふハ空色もよし日中ゆり少しも なく衆人ちと安し寅の刻過る計りまた中ゆれあり 十九日快晴夜南風すこしふく 廿日快天井さらひす吹あけ砂夥しく井水いかにやと思ひの外 はや夕方半清翌日清水もとのことし近隣所々井さらひ ありはしめ大ゆれより十日もまたず近隣井さらひするものあれ とも地脈定らすあるひハぬけ落ちあるひハ砂石をふきつけ みなむだ事になりぬ此の頃ハ地脈も漸く古に復するなるへし 夜戌の刻小ゆれあり 廿一日曇午後快天南気を催す暑し夜小ゆれあり此節 嶋原一揆の説あり虚実わからす