翻刻
【頭書】
まじわりて有之
をゑりぬきかる
ゆんに上銭をぬき
せんと云つる也
其以後新銭遣い
になりてより右之
わけなししかれは
今時に若き衆は
此本書御覧【はヵ】は
御ふん可有哉と
そんじ其様にを
しるしをき申也
▲銀両かへの事
本書の二割引
と云は丁銀百目に
かわりにはいふき
八十目取筭用也
又外わりといふは
丁銀百二十目の代
にはいふき百目
取筭用也此外
何にても内引外
引也わけは此口伝也
○内に下引といふは
八十匁の代に九匁七分
百目の代に九十七文也
又外に下引といふは
十匁に下の代に十文
扨百三匁の代に百め也
○銀四十三の割とは
銀壱枚の【重ヵ】目也
或は丁銀にても
まめいたにても
右之四十三匁■
割て何枚何分と
しるわりの声也
▲金両かへの事
本書には金之二■
目に付ての拾引
ばかり有也■
大判と小判の相
場わりなし然間
爰に大判と小判也
両かへを加置申候
○大判十五枚有
是を小判七匁一分