みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE3

地震津浪末代噺の種 全 - 翻刻

地震津浪末代噺の種 全 - ページ 16

ページ: 16

翻刻

大津波末代噺種 志州 鳥羽(とば) の湊(みなと)大 津浪(つなみ)にて 御家中町家とも惣 くづれ又みなと川口に かかり有之大舩小ふね 陸(くが)へ打上あるひは海中へ 捲(まき)込み死人何千とも 相わからず目も 当られぬ次第也 ○淡州(だんしゅう)福良(ふくら)は惣家数三百余軒の処大つなみ  にてのこらず流れ此嶋跡かたもなく相成申候 ○勢州山田松坂津白子四日市 桑名(くわな)すべて  浜辺の人家は大体 鳥羽(とば)におなじ ○摂州尼ヶ崎つなみ門川水壱丈余り増す舩  人家の損じ 夥(おびたゝ)しく死人百余人あり