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【上部右から左へ横書き、赤地に白抜き文字】
ぢしん隠徳咄(いんとくばなし)
〽このたびの大地(おほぢ)しんニ
つきまして
いへをつぶし
土蔵をふるひ
人をそこねたうりをやきなど
する中にいんとく者(しや)ありて
くらはふるひてほねばかりと
なりしに火災(くわさい)のなんもいかゞ
ならんとあんじをりしに
大|鯰(なまづ)は善人の土蔵を
あやまつてふるひくづせしを
きのどくにおもひ子ぶんの
なまづをよびよせにわかに
したくをさせ善人の
かたへつかはしまづ火難(くはなん)を
しのがんためどぞうの
あらうちをなさんとて
おほくの小なまづは
おちたるかべをひとつとするに◑
◑まとめ
みづなど
かけ
くはなどもちて
つちくれを
こまかにくづ
さんとするに
あるじかけ
よりて〽コレ〳〵
おめへがたに
ソウくづされては
また大(たい)へんだ【瓢箪型の記号】
【瓢箪型の記号】よして
くんなせへ
なまづ
〽イアサこふして
すつかり
ふるふのだ
〽イヤふるはれちやア
なほ大(たい)へんだまたけが
にんでもできるだらう
〽とうしゆうと
あらうちさへして
しまへばいゝやアな
〽シテそのあとはへ
〽あとはいづれ【鏝の絵】れうぢサ