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コレクション: STAGE1

信州大地震一件之冩 丁未弘化四年三月吉日 - 翻刻

信州大地震一件之冩 丁未弘化四年三月吉日 - ページ 29

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浅間山より上州口度〳〵強くゆり川附乃 方至てひどく夫より諏訪郡ハ高嶋御城下 大水高木ハ少〳〵にて八重はら大日向細谷平 林し布引此辺ハ少〳〵強くゆるはにしな郡ハ 松代御城下近辺廿四日よりゆり始め廿九日朝 晦日夕方迄三度強く|震(フルイ)大石を押出し山〳〵 |崩連(クヅレ)やしろ辺ことに|厳敷(キビシク)人家多く|潰(ツブ)れ川附 下手の方山〳〵岩はな崩れ人家を|損(ソン)じ平林 かけ村赤しバ関屋西条せきや川上下とくら中条 横尾今井鼠宿上下塩尻村同様高井郡の分 丹波川の東にて須坂御城下中じま御陣屋川|縁(ベリ) の村〳〵福嶋高なし中じま別府飯田羽場栗 林大俣辺ゟと岩井安田坂井等|強(ツヨク)く|震(フルヒ)ひ家々 たをす事すくなからず夫より越後路に至り て廿四日よりゆり始め段〳〵強く廿九日の午の 上刻ハ大変の大地震にて松崎あら井辺ゟ くびき郡高田の御城下より今町中屋敷春日辺 人家を崩(クヅ)し人馬怪我等多く其内信州 よりの方|厳敷(キビシク)山々〳〵一同に|崩(クヅ)れ水ハ|溢(アフレ)れ大 |盤石(バンㇱヤク)【左ルビ:イワホイシ】を|転(コロガ)し中にもなが沢村と云小村|情(ナサケ)なくも 大山の為に|潰(ツブ)れ七十人程地中二|埋(ウヅマ)り|纔手足(ワヅカテアシ) のミ相見へたり|哀(アワレ)と云も中〳〵|愚(オロカ)なり其上 廿九日ハ今町辺|大浪(ヲゝナミ)に引入られ家〳〵流れ し事すくなからず此度信越二ヶ国の大|地震(じしん) |実(げ)に|寄代(キタイ)乃珍事にて|古(イニ)しへゟ|地震数度(じしんスド) |有(アル)といえども大地|裂泥砂(サケドロスナ)吹出しかくの山〳〵 人馬の死亡に|及(ヲヨビ)ひし事誠に前代未聞の凶変 なり善光寺辺ハ廿四日ゟ廿五日迄きび敷く松代越後 路ハ廿九日三十日二至て東西廿里南北三十里山川 を|崩(クヅ)し漸々地震ハしづまれとも山〳〵崩れ