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コレクション: STAGE1

信州大地震一件之冩 丁未弘化四年三月吉日 - 翻刻

信州大地震一件之冩 丁未弘化四年三月吉日 - ページ 42

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乃|間(アイダ)へ|挟(ハサマ)まれ足を引切事も ならず尤切る道具ハなし其 内出火にて段々類焼にやけ参り 火の子乃来る迄|引張(ヒツパリ)見候へ共 最早われ〳〵も|危(アヤウ)く相成候故 ぜひなく致方も是なき次第也 依て|其許(ソノモト)ハ念仏を申|爰(コゝ)にて |往生(ワウゼウ)を|遂(トグ)べしと申|逃去(ニケサル)時乃 心持|無慙(ムザン)【左ルビ:ハヅル】とも又いぢらし共|喩(タトヘ)ん かたもなし家持上りズント落る 拍子二家〳〵|潰(ツブ)れ夫ゟ|続(ツゝイ)て|震(フルイ) |強(ツヨ)く不残|揺(ユス)り天地震動する事 言語にのべかたし其内潰家ゟ 出火起り一家も不残焼失此時 男女大勢|泣喚(ナキワメキ)き騒動する声(コヘ)へ 天地え|響(ヒビ)き|寥落(モノスゴシ)事又|恐(ヲソロ) |敷(シク)とも|喩(タトヘ)ん方もなき次第也|此類(コノルイ) 数多く皆〳〵かくの如き次第 なり|聞(キイ)たる|咄(ハナ)しを|印置何(シルシヲクイヅレ)も |皆此咄(ミンナコノハナシ)乃ことし 後世にいたり此地震乃次第