翻刻
火消之後焼骸焼骨を集メ四間に長五間
深サ壱丈之穴ヲ堀埋けるに満々トたり仍而高サ
五尺余りにつき上ケ四方石垣につみ祭塚ト成シ供よう
塔ヲ建られける
所々大あれのこと
扨大地震のゆりたりし其場所ハ水内郡ハ善光
寺高井郡ハ飯山城下町類焼にて皆【消している】焼而
更級郡ハ稲荷山宿家蔵残なく震(ユリ)たをす
埴科郡ハ松代城下町屋蔵皆たをれる其外
近辺所々在々一箇所にて二三十人ヅヽ又ハ四五十人
多クハ百弐百人ヅヽ死寔に古今未曾有の地
震とこそ言べかりけり
崩屋死人怪我人之事
田毎月八幡村ニて崩屋焼屋八十六軒
半焼弐十六軒怪我人十八人稲荷山死人千人
旅人百八十人怪我人六十七人飯山城下ニてハ